しゃぼんだまと道化 *28page*





そして、あの男の子にもらったしゃぼんだまを

膨らまさない日もなかった。



パチン、パチン‥



吹いては弾けるしゃぼんだま。

相変わらず、女の子は膨らますのが上手じゃないね。



パチン‥パチン‥



悲しく、小さな音を立てて弾けるしゃぼんだま。


その中に、ガーネット色が見えるたび




「‥っく、」




女の子は、そのアメジストから、大粒のダイヤモンドを零した。