俺とユキ

そのメッセージのやりとりのあと、俺はユキとSNS友達なった。

SNS友達というのは、お互いの日記を読むことができるようになる機能だ。

俺はユキの過去の日記を通勤中、昼食中に読みふけった。

空白の何年間が文字から伝わってきた。

メッセージのとおり、日記からは「元気」が伝わってきた。


なんだか無償に嬉しくなった。

もちろん文字から伝わってこない部分は、実際に会った時に聞いてみよう。

会う日は7月23日10時、場所は2人の思い出の場所だった。

その場所はユキの指定だ。