もしかしてキス?(ほっぺだけど) 我に返ると、急に顔がほってっていくのがわかった。 慶太の方を見ると、もう向こうに消えていた。 ほっぺに触れた甘い唇。 そして耳に伝わる甘い息。 ドキドキがとまらなくって。 この気持ちがあまりにも新鮮すぎて。 不覚にも涙を一粒流してしまった。 悲しい涙じゃない。 これは嬉しい涙。 嬉しすぎる涙なんだ。