バナナオ・レ






「ウチの事信じないなら別にイイけど~」

「うん、今回は信じないからね」

「はいはーい」

そう言って音羽は自分の席に戻った。

・・・絶対信じてやんないし。








あっという間に放課後になり、学校を出た。

誰にも気づかれずに。

音羽は「バイバイ」って言ってくれたけど、あの人は・・・



って、あたし。

何気にしてるんだろ。

別に彼女でも友達でもないし!

ただの知り合い!

心の中でいっぱい聞かせて、あたしは病院へと向かった。