バナナオ・レ






「うわ!さっきの・・・マジでごめんッて!!!」

ちょうど同じタイミングで慶太がこっちに向いてて、顔を真っ青にしてあたしに謝った。

そんなに謝らなくてもいいのに・・・。

てか・・・

「何でそんなビビってんの?」

さっきから思っていた疑問。

「別に怒ってないんだけど・・・」

そう言うと急に顔が明るくなり、ホットした表情になった。





「いや、あのさぁ~。マジでビビってたんだよな!

妹ちゃん、顔が超怖かったし!

妹ちゃん金髪だからいかにもヤンキーって感じでさ!

俺、マジ殺されるかと思った!

じゃあ怒ってねぇって言うからホットして~」


ベラベラベラ・・・。

慶太ってこんなにしゃべるんだ。

て、いつもこんな感じだよね。


あたしが相手をいつもしゃべりにくい雰囲気にさせてるんだから。