ーピッ
殺される。
あ、俺、神田ね?
今の電話の相手は高校時代の友達……
って言ったら、ヒールで後頭部ぐりぐりさせられるな、俺。
ちなみに、今の電話の内容だけど……
ーゲシッ
「テンション下げてる場合ではないんでね。聞き込み行くぞ」
栗塚壱十先輩。
俺の敬愛する刑事だ。茶髪よりの黒髪、灰色の瞳。
父方の母(つまり先輩のお祖母さん)がドイツ人らしく、先輩はクォーターだ。
顔に表情を出さない人で超クールな人だ!!
今も俺は踏まれているが優、しい…人で……
「せ、先輩、痛さが増してきて……」
「で?」
いやぁ、痛くて……
ーゲシんッ
「ひぎゃん!!」
脇腹、蹴られたぁァ……
「先に車に乗ってるぞ。」
「ばぃ……」
その後、俺が三分遅れて車に行くと、先輩にボコられたのは言うまでもあるまい。
三分の遅れで先輩の機嫌を損ねたのか……
よし、次は二分で挑戦だ!!
決してメゲないウザ系男子。
神田君でした。
「ウザ系はヒドいよ!?」
じゃぁ、ウザキモ系男子
神田君でした☆
ちゃんちゃん♪♪


