「ん……」
目が覚めた。
目が痛い……あ、コンタクトしたままだったな
言い忘れてたが俺は近眼。
普段はコンタクト。
「シャワー浴びるか…」
ふぁあ、と欠伸が出る。
AM1:51
深夜だな…
しかも中途半端に目が覚めたものだ。
シャワーを浴びながら思う。
さて、どうする。
一度、署に戻るか?
どうせ、する事は事件解決しかない。
そろそろ神田も泣きながら電話してくるだろうし
シャワーを浴び終え、スウェットを着る。
つっても暑いから上半身は裸だが
洗面所にあった眼鏡をつける。
(コンタクトは取ってある。)
クローゼットからスーツを出し、Yシャツを着る。
ベルトを締め終わってからネクタイを締めている時に携帯が鳴った。
……神田か
「何だ?」
また書類か?
「先輩!また例の放火事件の被害が!住所は……っス!!」
「わかった、すぐ行く。」
携帯を切って車のカギを取る。
マンションの扉はオートロックだ。
車を走らせる。


