ー1時間後




「神田」



「あ、先輩。何スか?」




データを見終わって、資料室を出た。




「お前ー‥あの夏梨名ちゃんって娘と連絡取れる?」



「え?取れますけど……まさか!」




別に取り引きをしたいワケじゃねーが……




「夏梨名ちゃんに惚れたんスか!?」




ーゴホッ




煙が器官に……




「ゲホゲホゲホ、」



「せ、先輩マジですか…?」



「神田、お前…」



「あ、やっぱり違…アギャァァアアア!!!」




ぐりぐりぐり……




両拳で神田の頭をぐりぐり。




本当に馬鹿というか、下らないというか……




「いたぃ……(泣」



「いいからさっさと電話しろ。」



「はぃ……」




神田が携帯を取り出す。




ープルルルルル……




ープルルルル……




ーガチャッ