『ゆーてもなぁ、壱十、お前そのつきよちゃんつー子、見たことないんやろ?』 『ない』 『自信マンマンに言うなや。ほな、どないするん?その子の好みやら分からんやろ。』 『大人っぽい子だと』 『芽衣ちゃんの大人っぽいはアテにならんやろ。この間、幼稚園児のハナタレ小僧にもそないな事、言うとったで。』 『あー‥、なんとかなるだろ。』 『…………。そやな。』 そう言って、探し始める。 キチンと探しているのは俺と新橋だけだがな。