「なんか怪しいヤツとかいた?」 「まだわかんねぇよ。」 「神田君はー?相変わらずいじめてる?」 「虐めてねーよ。躾だ。」 「わぁ~い♪鬼畜~♪♪」 躾は躾。 「ねぇ、栗塚さん?」 「なんだ?」 「そのペンダント、何でいつも付けてんの?」 桐谷が指差したのは、俺が付けているペンダント。 銀色のチェーンにクロスがついている極シンプルな物。