「断る、ねぇ…」


「はい♪」



にっこり



…………………………………。



「……何で?」


「私にもこの書類が必要だからです。」



必要……?



「一般市民が首を突っ込む事じゃない。」


「そうですね。」


「じゃぁ何で……」


「「神田は黙って(て・ろ)。」」


「どーしていつも俺だけ……ウジウジ」



神田を無視して話を進める。



「必要、とはどういう意味で…?」


「そのままの意味ですよ。仕事としてどうしても必要なんです。」


「仕事?」


「えぇ、週刊SUZUって、知ってます?」


「名前だけなら…」


「私、そこの記者をやってるんです。」


「そう……」