「…と、言う訳なんですが…」



一通り事件の概要を話し終える。



「そ、そんな……」



五生は明らかに動揺していて、見る限り嘘を吐いている様子ではなかった。



まぁ、演技……、と言う可能性もあるが……



「それで!本当に被害者の事をよく分かってないのか!?」



神田が聞く。



「は、はぃ…実は1ヶ月前に首を切った者はたくさんいまして……」


「何故そんなに多数の人を?」


「い、今はふ、不景気で……仕方がなかったんです!」



頭を抱える五生。