あたしは高校2年生の花森瑠華。
本が好きで毎年、図書委員をやっている。



でも…。

そんなあたしに辛い過去があった。
それは2年前の中3だった夏の頃の話…。



あたしは当時付き合っていた。
毎日がすごく楽しくて彼に会うことが1番の楽しみだった。

そんなあたしに最悪な日が訪れた…。
それは彼の部屋に遊びに来たときだった。



「なぁ瑠華ー」

「なに?」


『ドサッ…』

気付いたときにはベッドに押し倒されていた。

「どうしたの…?瑛斗」

「俺らさぁそろそろヤっちゃってもいい頃だと思うんだよねぇ」

「えっ…?!ヤるってまさか…!」

「そう。エッチ」

胸がドキドキしていた。

でも、まだ心の準備が出来てないし…。

「今…じゃなきゃダメ…?」

「ダメ」

即答されてしまった。

「もう我慢できない!始めるから」

「え?!ちょっと待っ…!!ひゃっ」

瑛斗はあたしの首筋にキスをした。

そして服の中に手を入れてきた。

「止まって!瑛斗っ!!」

しかしあたしの声は届かず、どんどんエスカレートしていくだけだった。