明かりが点いたのは、黒くて大きい外車だった。左ハンドル…。 見るからに高そうな車で、乗るのを躊躇う。 ドアを開いた先生の「…早く乗れ」ってゆう言葉で私は、やっと動いた。 …うあ。中も高級そー… ━ガツッ 「…痛っ…てか、あっ」 つい足元を見ずに乗ろうとしてドアに足をぶつけた。 「先生ー!傷ついたかもしれないです!すいませんっ」 私は、涙目でドアに傷ついてないか探した。 ━グッ 「…いいから座ってろ」