秘 め ご と 。



哀しげに目を伏せた先生に少し心が痛んだ


でも…言わなきゃ



私はスカートの裾をギュッと握る



「先生のことが好きで誘ったんじゃないの。ただの興味…」



「俺は別にかまわないから。何回利用されたっていい」


言い終わらないうちに先生が私の言葉を遮る



「…変だよ。生徒にそこまですることない」



先生は優しすぎる
不機嫌な顔ばっかしてるくせに



ふ。と先生の腕の力が弱まった


「初めて会った時からお前のこと一人の女として見てきた。生徒としてなんかもう…見れないんだよ」



そう言って切なそうに笑う先生