秘 め ご と 。



━ガタンッ


二人きりになった途端
壁に押し付けられた。


…両手をがっちり先生の片手に押さえ付けられ

私の足の間に先生の足が、ぐいっと入る。


先生は、空いた片手で俯いてた私の顎を上げた。



「…どうして俺を振り回す?」


絞るように出る先生の声に、眼鏡の奥の瞳を哀し気に光らせる先生に、私は何も言えなくなる。



「…どうしてキスなんかした?」



…ああ


バレてたんだ。



真剣な表情の先生を見て、得意のごまかしも冗談も通用しないと思った。



私は先生の口元を見つめ、ゆっくり微笑んだ。



「…先生のこと利用したの」