「あ。暁せんせ〜!」
はあ…。
いっそのこと無視しようかと思ったが出来る訳なく、視線だけ送る。
後ろから歩いて来たのは、よりによって毎回煩い三年の女達か。
「あれ〜?照れなくなっちゃった?」
一番スカートの短い、初めに俺に話し掛けてきた女が
階段を上がりながら甘えた声を出す。
「…用無いなら帰れ」
「最初は照れてくれたのになあ〜…」
初めに照れたのは時々、俺を名前で呼ぶ片桐を思い出したからだった。
…とゆうより話してる暇は無い。早く向かおう。
何か話してる女子生徒を無視して階段を駆け上がった。
そして、数学準備室のドアを勢いよく開けた。
