「…先生も頼んだくせにいないって。」
「だからねー。まあ、いつものことだよ」
先生が遅れて来たり、終わった頃にやっと来たりはわりと多い。
私はもう、慣れたけど。
「いつもって…あ。片桐と冷徹、一時期噂になってたしな〜」
「なにそれー。誰が言ってた?」
「…綾瀬。」
…最悪。
「ないない。私の前でも、いつも不機嫌だよ」
「いや…。冷徹、片桐のこと見て微笑んでたり、妙に突っ掛かったりしてたから本当なのかなあ〜とか思ってた。」
何それ。
…嬉しい
先生に特別視されてたことが何となく嬉しかった。
―それからも、他愛ない話しを10分くらいした所で
勢いよく扉が開いた。
