木崎 暁
先生は見た目、20代後半くらい。
綺麗にセットされた黒髪。縁の無い眼鏡。切れ長の目に、高い鼻、薄い唇。
冷めた低い声。
どこかのホテルマン…とゆうより、執事みたい。
外見は良いのに
いつも不機嫌な顔をしているから生徒も近づきにくいみたい。
こんな無愛想な人が、女の人をどう抱くのか気になった。だから…。
でも、先生が私の誘いに乗ったのは驚きだった。
先生は、話していても冷めていたし、用が無ければ話もしなかったのに。
それに…まだまだうちの学校に来て間もないし。
「…先生も所詮、男なんだね」。
私が初めて誘った日に言った言葉
表情一つ変えないで答える先生。
「お前も所詮、女だろ?」
…この日から私と先生の関係は続いている。
ただ、興味本位の欲を満たす関係。
