片桐 那菜 -カタギリ ナナ- 成績も良くて、周りの教師からも信頼が厚かった。 無愛想で不機嫌な俺にも、笑顔を向けてくれるお前を 独占したいと思ったのは、いつだったか。 「せんせ?」 と、甘い声で呼んだかと思えば 「別にいいです」 と、冷たい声で突き放していく。 絶対に掴めないお前に 気づけば俺は どんどんハマっていった