中から出て来たのは、 乱れた制服を来て、泣いた …女の生徒。 私と目が合い、気まずそうに目を逸らし走って行った。 ふーん…。 そうゆうこと。 私は、開けっ放しの扉からひょこっと顔を出した。 相変わらず、眼鏡はしたまま 上着を脱いで、ネクタイを外し、ブラウスのボタンを半分まで外した状態で ソファーに座っている先生と目が合う。 私を見て、驚いているみたい。 放心状態の先生に ニコッと微笑み、 「せーんせ!ばいばい」 と言って、扉を閉めた。