―月曜日
いつものように学校へ向かう。先生に会えるのがうれしい。
学校でも好きな人を見れるなんて幸せだなあとか思いながら自分のクラスに着いた。
「お。片桐はよー」
鞄を机に置くと、隣の席の綾瀬くんが雑誌から顔を上げた。
「おはよ〜」
朝から気分の明るい私は、どうやら顔にも出てたらしい。
「なーんか良いことあったな?幸せオーラ出てっぞ!」
にやにやして顎に手をやる仕草が安藤先生と重なって笑みが零れる。
そういえば…安藤先生は、ただノロケ話をするために家に来たみたい。
安藤先生が幸せそうでうれしくなった。
でも、この嬉しいは私の尊敬してる人が幸せで嬉しいとゆう意味で。
母から通じてだけど安藤先生のノロケを聞いても嬉しくなるとは…。
私は、好きと憧れを一緒にしてたのかもしれないな…
「…なあって!片桐っ」
