温かい…。
眠くて瞼がすごく重い。
「…おい。」
なんか声する…?
…でも眠いから…いいや
「片桐…3秒で起きろ。出来なきゃ犯す」
「…んー。せん…せいの声すき…んんっ!?」
まだ3秒経って無いのに
塞がれる唇。
…あれ?今何時?
今日は、家庭教師の日…?
━ガバッ
━ガンッ
…い、痛っ!
急いで起き上がった私のおでこと、先生のおでこが勢い良くぶつかった。
思わず目を開くと、先生のどアップ。
「…お仕置き、だな」
上半身だけ起き上がった私を再びソファーに押し付けようとする不機嫌先生。
…でも今日は、帰らなきゃ!
「…せんせ、い。帰りたいの…お願い」
今日発見した先生の弱点を使う。
案の定、無表情ながら、たじろぐ先生。
一瞬の隙をついてソファーから抜け出る。
そして、服が乱れてることも気にせず鞄を持って部屋を出た。
