「……!」 風呂から上がった俺は、それを見た瞬間のぼせたように真っ赤になった。 ソファーに横たわるそれは、猫みたいに体を丸めて、ぐっすりと眠っていた。 ああ…。 せっかく無表情キープさせてきたのに。無意識に顔が緩む。 俺は、ソファーに近付いて猫みたいな彼女の顔を覗き込む。 …幸せそうに眠る姿が愛しい。 俺が頬を撫でるとくすぐったそうに顔を背けるのも、 キスすると少し苦しそうに声を出すのも、 安心仕切った顔で寝ているのも…。 いいか。片桐 男は皆、 狼だからな?