秘 め ご と 。



「…ふ。初めっからこれじゃ、もたない」



━ギシッ



先生は、壁に押し付けていた手で、私をソファーに押し倒した。

先生を見上げながら言う、


「…せんせ。優しくしてね?」


「っは。俺を馬鹿にしたのは誰だよ」


「先生が私にだけ厳しいから
他にも話してる人いたのに」


「…お前が俺の話しを聞かずに他の男に笑いかけるからだろ。」



一気に不機嫌になる先生。
ああ…。
ヤキモチね


なんだか、いつもは冷徹なはずの先生が可愛くて意地悪したくなる



「…せんせ。それ嫉妬?」


「馬鹿言うな」


先生の眉がピクッと動いたのが嬉しくて、私の口を塞ごうとする先生のキスを避けながら、また尋ねた。



「せんせい、独占欲強い?」


私の質問に答えずに、荒々しく私の制服を脱がしていく先生。


…キスもないから、怒らせちゃったかな。


意外に子供っぽい先生の首元に手を回し、

「大好き」って囁く。





これで、少し優しくなる先生が愛おしい。