秘 め ご と 。



―放課後。


私は、少し苛立ちながら教室へ向かう。



[数学準備室]



プレートを確認し、
荒々しく扉を開けた。



「ーっ!きゃっ!?」



開けた瞬間グイと壁に押し付けられ、扉を閉められた。


小さい窓が一つしか無いこの部屋は薄暗い。

電気をつけないと尚更。



暗闇に目が慣れ始め、目の前の不機嫌な先生を見つめた。


「…生意気。」



少し口が開いたと思ったら先生が低い声で言ってきた。



「先生は、性悪…んっ…ふ」


言い返そうとした私の口を塞ぐ先生。
先生の唇は、いつもより熱くて



「何。今日は、やけに大人しいな
どうした?ん?」


私の顎を上げ、射るような視線を送ってくる。



「…っはあ。さい…あく」



私も負けじと睨み返したけど、先生は口角をにやりと上げ
舌を入れてくる。

私の口内を犯す先生の舌。
唇同様、熱い舌に私は腰が砕けそうになる