…は。
バッと顔を上げると私を見下ろす先生の顔。綺麗すぎる笑み。
…あーもう!
私がどんなに先生の弱点を突いたって先生の笑顔に勝てる訳ないよ。
…切れ長の目が細まって、形の良い薄い唇が少し開く。眼鏡を外しているから威力も倍。
満面の笑みって感じでもないのに
何だか悔しくなって、私から先生にキスをする。
「…はい、俺の勝ち」
唇を離し先生を見上げると、さっきの爽やかな笑みとは違って、口角を上げて不適な笑みを浮かべる先生。
「可愛い俺の生徒。…生徒なら先生の言うこと聞くよな?」
不覚にも、先生には似合わない「可愛い」の言葉に胸が高鳴り…無意識に答えてしまう。
「…え、はい」
ああ、
私は自分で思っている以上に先生に弱いかもしれない…。
