蕩けそうな程の熱を放った後、フカフカのケイのベッドでシーツに包まって寝転がる私達。 力の入らない身体を投げ出して横たわる私を、肘をついて顔を上げたケイが見下ろして微笑む。 その女を溶かしてしまうような蠱惑的な微笑みに、私の心は落ち着かなくなる。 ケイは私なんかを選んで本当に良かったのだろうか? 結婚式を3ヶ月後に控えた私達。 これをマリッジブルーとでも言うのか、ふとそんな不安が心をよぎる。