『エリカ、オレと結婚して?』 …結婚? ケイと…私が? そんな…夢みたいな事があっても良いのだろうか。 こんな…今までの想いが全て昇華されたかのような、こんな幸せな事が。 唖然としたままケイを見つめ、なかなか返事を返さない私に、少し苛立ったようにケイが続けた 『今更やめられないよ?』 そう…今更やめられない 私だって今更この想いを止める事なんて出来ない。 だから… ケイ… お願い… 「ずっと…一緒に居て。」 やっと絞り出すように放った答えは、やっぱりケイに見透かされていた。