早く言わなくちゃ… ケイが何か言う前に… 「ケ……」 やっとの事で呟いたケイの名前は… ケイの唇によって阻まれた。 少し強引なキスをして、唇を離すと押し黙った私にケイが言った。 『悪い返事は聞きたくないな。 エリカ…本当の気持ちを言ってくれ。』 本当の…気持ち? こんな私の重過ぎる気持ちを伝えても良いのだろうか? 離れていたこの1年で、更に膨れ上がってしまったこの気持ちを。