ケイがもしこの関係を清算しようとしているなら… ケイに決定的な言葉を言われる前に、私から離れなくちゃ… もうずっと、この関係が始まってから、いつかは言わなくてはいけないと思っていた"サヨナラ"の言葉を。 今、目の前に居るケイの吸い込まれそうに綺麗な瞳を見ながら、たった四文字呟けばいい… なのに… どうして…言えないのだろう。 言葉を発しようと息を吸い込むのに、苦しくて吐き出す事が出来ない。