『それに、目も潤んでる。』 ふいに頬へと伸ばされた手に、私の心拍数はドキリと上がった。 久しぶりに感じるケイの体温に、思わずケイの手に頬ずりしてしまいそうになる。 「ほ、本当に大丈夫だから。」 頬ずりしたい衝動を抑えるように、ケイの手を押しのけようとする私の腕は、 いつの間にかしっかりとケイに掴まれて居た。 「…ケイ?」 驚いてケイを見上げると、そこには1年前と変わらず熱っぽい目で私を見下ろすケイがいた。