学校に遅刻するために、郁は毎回ちがう言い訳を考えて説教を逃れようとする。

その言い訳は、聞き飽きたわ。


「真紀ちゃん、今日ありがとう!」


いつの間にか仲良くなった、郁と先輩。何があったかはまた聞くとして、今日は郁と先輩と先輩の友達と私で遊ぶ…らしい。


昨日………………


「真紀ちゃんっ、えらいこっちゃだよっ!?」


「ど、どうしたのよ?」


「それがね…先輩と遊ぶことになった!
真紀ちゃんいといろあったから、離せなかったんだけど、明日なの!
それで、私と真紀ちゃんと先輩の友達4人で、遊ぶことに…」