「ねぇねぇ、今一人?
よかったら遊ばない?」


「遊びません。
さようなら」


声をかけられたら、怒らせないように断って、その場から離れる…
って、郁が前に言ってた。


「真紀ちゃんはすっごく綺麗なんだから、ちょっとは自覚して!
もしナンパされたら、こうするんだよ?!」って必死に教えてくれたっけ。


でも、声をかけられるほど待ってるのは寝坊した郁のせい。
後からおごらせてやるんだから!


「ご、ごめーんっ!
目覚まし時計の調子がっ…「何回その言い訳してるのよ。」


「うっ、ごめんなさい」