《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

しかも一応、あたし達の関係は
ヒミツなのに。


こんな所でそーゆーこと言って
くるって、どーなのよって思う。


――思っては、いるんだけど。


……首を横には振れないのが、
悲しい。



だって、やっぱり。



一緒に帰れるってなったら――
嬉しいじゃん//////



あたしと爽介が付き合うように
なったのは、2ヶ月前のこと。


でも、仕事場ではおおっぴらに
してないし、イロイロあって
忙しかったりで、なかなか2人
きりでのんびり過ごす時間なんて
ないんだから。


……別に喜んだって、バチは
当たんないでしょ。


「OK。

じゃあ終わったらテキトーに
合流な」


もう1回小声でそう言うと、
爽介は何事もなかったように
食器類を受け取って去ってった。


――仕事、仕事!!


あたしも、緩みそうになる頬を
必死で押さえながら、踵を返して
ホールに戻った――。



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