《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

「お互いのサポーターチームも、
現地では行動を共にすることが
多いと思いますので。

せっかくですから、今日はそれ
ぞれご挨拶をしていただきま
しょうか」


軽く笑顔を浮かべながら、そんな
ことを提案してきた。


――サポーターチームもって……
あたし達も挨拶するってこと??


思ってもなかった展開に、あたし
は隣の雫と顔を見合わせちゃう。


まあ、一緒にパリに渡ることに
なるメンバーなわけだから、
そりゃ自己紹介もあっていいか
とは思うけど……。


――立場が立場だけに、ナニ
言えばいいのかわかんないな


けど、戸惑うあたしなんておか
まいなしに、事務局の人は、


「では、桐生様からどうぞ」


あらら、爽介トップバッター
ですか。


背中を見上げるあたしの前で、
爽介は立ち上がると、ちょっと
早口に名前を名乗った。


で、


「矢崎サンのチームにも事務局
にも、イロイロお世話になると
思うんで、どーぞよろしく」


そう言ってペコッと頭を下げる
と、すぐにまた席に座る。