《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

資料を見たら、展示用と試食用
とで、何個も作らなきゃいけない
ってことが書いてあった。


つまり、種類は少なくても、数は
イッキに膨れ上がるってワケ。


それを選手は、たったひとりで
何時間もかけて作らないといけ
ない。


――爽介、大変だろーな。


期待と不安と、心配と。


いろんな気持ちが、胸の中で
ごちゃまぜになる。



説明会の内容は、資料にもある
出品作品の規定をザッと話した
後、各国の代表選手の紹介に
進んでた。


もっとも、これも詳しくは資料に
あるから、名前と国と、所属
してる店を読み上げてくだけ。


数えてみると、40人くらいいた。


事務局の人はサラサラとそれを
全部読み上げて、最後にようやく、


「――そして我が日本からは、
パティスリー・ルナ所属の桐生
爽介様、ホテル・エメラルド・
ヴィラ・トーキョー所属の矢崎
圭吾様――ということになります」


そう言いつつ、改めて爽介と
矢崎さんに目を向けると、