なりゆきで座った席は、矢崎さん
の隣。
数日前にちょっと会っただけ
でも、覚えられてたみたい。
「どーも、コンニチワ!」
みんなの前で『桐生クンのカノ
ジョだっけ?』とでも言われちゃ
たまんない。
あたしは小首をかしげてる矢崎
さんの語尾を遮って、引きつった
笑顔で挨拶。
ちなみに、前の方では事務局の
人が説明会始めるべく資料とか
用意し出してるから、声もグッと
落としてる。
矢崎さんはメガネの奥の瞳を
楽しそうにクルッと動かして、
「亜莉紗ちゃん――だったっけ?
もしかして桐生クンとのこと、
職場のみんなには内緒?」
あたしよりももっと小声。
内緒話のささやき声で、イキナリ
核心をついてきた。
――はぁ?
フツー察しがついたって、そんな
ズケズケ聞いてくる?
しかも、こないだだって挨拶した
程度なのに、『亜莉紗ちゃん』
って(汗)
「……わかってるんだったら、
黙っててくれます?」
の隣。
数日前にちょっと会っただけ
でも、覚えられてたみたい。
「どーも、コンニチワ!」
みんなの前で『桐生クンのカノ
ジョだっけ?』とでも言われちゃ
たまんない。
あたしは小首をかしげてる矢崎
さんの語尾を遮って、引きつった
笑顔で挨拶。
ちなみに、前の方では事務局の
人が説明会始めるべく資料とか
用意し出してるから、声もグッと
落としてる。
矢崎さんはメガネの奥の瞳を
楽しそうにクルッと動かして、
「亜莉紗ちゃん――だったっけ?
もしかして桐生クンとのこと、
職場のみんなには内緒?」
あたしよりももっと小声。
内緒話のささやき声で、イキナリ
核心をついてきた。
――はぁ?
フツー察しがついたって、そんな
ズケズケ聞いてくる?
しかも、こないだだって挨拶した
程度なのに、『亜莉紗ちゃん』
って(汗)
「……わかってるんだったら、
黙っててくれます?」

