《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

鈴原さんはもう何度か、口の中で
転がすように『ほうほう』って
つぶやいて。


最後にニコッとあたしに笑い
かけると、


「それはおもしろいですな。

桐生君のピエスが最高評価だった
と聞いているが、あなたとの合作
でまれにみる最高傑作ができたと
いうことですね」


「え……さ、最高傑作だなんて、
そんな――」


さすがにそこまで言われると、
とてもハイとは答えらんないわ


うろたえるあたしに鈴原さんは、


「いやいや、そうに違いない。

拝見できるのを楽しみにして
おきましょう」


メガネの奥の目を細めて笑うと、
チラリと腕時計に目をやった。


「では、揃ったことですし行き
ますかな?

時間ももうまもなくのようだ」


「あぁ、はい、そうですね!」


鈴原さんにつられて時間を確認
した新条さんが同意して。


あたし達は、連なって廊下を
歩き出す。


「鈴原さんって、すっごく優し
そうな人ね」


途中、すぐ隣に近づいた爽介に、
コッソリと耳打ちしてみたら。