鈴原さんはもう何度か、口の中で
転がすように『ほうほう』って
つぶやいて。
最後にニコッとあたしに笑い
かけると、
「それはおもしろいですな。
桐生君のピエスが最高評価だった
と聞いているが、あなたとの合作
でまれにみる最高傑作ができたと
いうことですね」
「え……さ、最高傑作だなんて、
そんな――」
さすがにそこまで言われると、
とてもハイとは答えらんないわ
うろたえるあたしに鈴原さんは、
「いやいや、そうに違いない。
拝見できるのを楽しみにして
おきましょう」
メガネの奥の目を細めて笑うと、
チラリと腕時計に目をやった。
「では、揃ったことですし行き
ますかな?
時間ももうまもなくのようだ」
「あぁ、はい、そうですね!」
鈴原さんにつられて時間を確認
した新条さんが同意して。
あたし達は、連なって廊下を
歩き出す。
「鈴原さんって、すっごく優し
そうな人ね」
途中、すぐ隣に近づいた爽介に、
コッソリと耳打ちしてみたら。
転がすように『ほうほう』って
つぶやいて。
最後にニコッとあたしに笑い
かけると、
「それはおもしろいですな。
桐生君のピエスが最高評価だった
と聞いているが、あなたとの合作
でまれにみる最高傑作ができたと
いうことですね」
「え……さ、最高傑作だなんて、
そんな――」
さすがにそこまで言われると、
とてもハイとは答えらんないわ
うろたえるあたしに鈴原さんは、
「いやいや、そうに違いない。
拝見できるのを楽しみにして
おきましょう」
メガネの奥の目を細めて笑うと、
チラリと腕時計に目をやった。
「では、揃ったことですし行き
ますかな?
時間ももうまもなくのようだ」
「あぁ、はい、そうですね!」
鈴原さんにつられて時間を確認
した新条さんが同意して。
あたし達は、連なって廊下を
歩き出す。
「鈴原さんって、すっごく優し
そうな人ね」
途中、すぐ隣に近づいた爽介に、
コッソリと耳打ちしてみたら。

