《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

とにかく。



矢崎さんは、松岡さんへの愛の
形が間違ってたことに気づいた。


今は、それがわかればじゅーぶん。



ふたりの今後の関係は、あたし達
が立ち入ることじゃない。


でもなんとなく、今の矢崎さん
なら、ふたりにとってイチバン
いい道を選べるんじゃないかって。


……あたしには、そんな気が
するから――。



「そんなことより爽介。

あたし達、このままセレモニー
抜け出そうよ」


袖をつかんでた片手に、もう
片方の手をそえて。


今度はギュッとその太い腕を抱き
しめて、そう切り出す。


「は? 抜け出すって??」


「えっ。

忘れたの、こないだの約束!?」


『もう一度、凱旋門で会おう』。


そう言い出したのは爽介なのに。