もしそうするのが、『大人』
だって言うんなら。
――あたしは一生、子供のままで
かまわないわ。
「自分の居場所くらい、自分で
決めます。
それに――今日この後、爽介が
証明してくれます。
ルナの方が、あたしにふさわしい
店だって」
松岡さんの細い眉がツンと吊り
上がった。
「桐生クンが?
それはつまり――このコンクール
で矢崎に勝って、自分の方が上
だって証明するっていうこと?」
「上とか下の問題じゃないけど、
矢崎さんに勝つってゆー意味では
そうです」
「まぁ、すごい自信ね。
そんなこと言い切っちゃって、
もし負けたらどうするつもり
なの?」
「ご心配なく。
負けませんから」
そう。
爽介は、負けない。
だって言うんなら。
――あたしは一生、子供のままで
かまわないわ。
「自分の居場所くらい、自分で
決めます。
それに――今日この後、爽介が
証明してくれます。
ルナの方が、あたしにふさわしい
店だって」
松岡さんの細い眉がツンと吊り
上がった。
「桐生クンが?
それはつまり――このコンクール
で矢崎に勝って、自分の方が上
だって証明するっていうこと?」
「上とか下の問題じゃないけど、
矢崎さんに勝つってゆー意味では
そうです」
「まぁ、すごい自信ね。
そんなこと言い切っちゃって、
もし負けたらどうするつもり
なの?」
「ご心配なく。
負けませんから」
そう。
爽介は、負けない。

