《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

「そもそも、これを言うために
あなたを呼び出しました。

今ここで、ハッキリとお断り
します。

エメラルド・ヴィラには……って
ゆーか、他の店に行く気は全く
ありません。

あたしの働きたい店は、パティス
リー・ルナ以外ありませんから」


一気にそう告げて、最後に大きく
息をつく。


松岡さんはしばらくの間、言葉を
忘れたようにポカンとあたしを
見てた。


長い沈黙の後、彼女はようやく、
ポツリとつぶやくように、


「もったいない……。

もうちょっと大人になれば、
あなたにもどっちが得かすぐに
わかるのに……」




――損得なんかじゃない。


あたしはそんなもので、自分の
居場所を決めたりなんてしない。