《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

「そんなの詭弁です。

本当の意味で、あたしが必要な
わけじゃないもの」


「どう取るかはあなた次第よ。

でも、引き抜きたいからには
当然、それ相応のメリットを用意
してるわ。
決してあなたに損はさせない。

そのあたりは、矢崎から聞いて
ないかしら?

もしうちに来てくれたら……」


「やめて!

そんな話、必要ない!」


あたしは小さく叫んで、松岡さん
のセリフを遮った。


「デザインの機会が増えるとか、
ウェディングドレスのデザインが
できるとかでしょ?

聞いたけど、そんなのあたしは
いらない!」


「神月さん?

落ち着いてよく考えて。
あなた……、」


「どれだけ考えても一緒です。

あたしは、エメラルド・ヴィラ
にはゼッタイに行くつもりありま
せんから」


まっすぐに松岡さんを見据えて、
キッパリと言い切った。