「ビビってなんかないわ。
ちょっと驚いただけよ」
自分自身に言い聞かせるように。
しっかりしろ、あたし。
この環境でイチバン大変なのは、
爽介なんだから。
改めて、あたしはブースに立つ
爽介をジッと見つめた。
調理台の上に並べた材料を移動
させたり、冷蔵庫の中を覗いたり。
真剣な表情でブース内を動き
回って、最後の最後まで入念な
準備をしようとしてるみたい。
――あ………。
その爽介の奥の方に、隣のブース
の矢崎さんも小さく見えた。
矢崎さんは爽介とは正反対。
さっきから調理台の前に立った
まま、全く動いてない。
遠目だからよくわかんないけど、
目を閉じて精神集中でもしてる
ような感じ。
静と動。
対照的なふたりの様子が、なん
だか印象的だった。
ちょっと驚いただけよ」
自分自身に言い聞かせるように。
しっかりしろ、あたし。
この環境でイチバン大変なのは、
爽介なんだから。
改めて、あたしはブースに立つ
爽介をジッと見つめた。
調理台の上に並べた材料を移動
させたり、冷蔵庫の中を覗いたり。
真剣な表情でブース内を動き
回って、最後の最後まで入念な
準備をしようとしてるみたい。
――あ………。
その爽介の奥の方に、隣のブース
の矢崎さんも小さく見えた。
矢崎さんは爽介とは正反対。
さっきから調理台の前に立った
まま、全く動いてない。
遠目だからよくわかんないけど、
目を閉じて精神集中でもしてる
ような感じ。
静と動。
対照的なふたりの様子が、なん
だか印象的だった。

