《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

「――何が言いたいのかな?」


メガネのレンズ越しの瞳が、
まっすぐにあたしをとらえた。

刺すような強い光が宿ってる。


ちょっとだけ、恐怖に近い感情を
覚えた。

でもここまで言っちゃって、
今さら後には引けない。


あたしは小さく深呼吸してから、
わざとゆっくりした口調で言った。



「あのスイーツ――。

松岡さんをイメージしてるんじゃ
ないの?」



――ガタッ。


主を失った椅子が揺れて音を
たてる。


立ち上がった矢崎さんは……
明らかに狼狽の色を、その顔に
浮かべてた。


「やっぱり、そーなんだ」


「なんのコトかな?

あんまり意外なことを言うもん
だから、驚いちゃ――」


「ごまかしたってムダよ。

曲線的で繊細だけど、ちょっと
ゴージャスで。

まさしく、松岡さんのイメージ
じゃない」