《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

「ええ。

先日桐生君が、オーブンの火力が
少しだけ気になると言ってたのを
思い出しまして」


ちょうどそのオーブンの前に立ち
ながら説明してくれる鈴原さん。


「火力、ですか?」


「はい。少しだけ強すぎると。

まあ不具合ではなく製品の特徴
だろうから、自分がコツを掴む
ようにすると言ってたんですが」


――そーなんだ。


それはあたしは、初耳だわ。


「火力、調整できないのかしら
……」


「えぇ。

ダメでもともと、聞いてみるには
損はないでしょう。

少々私、事務局員に尋ねてきます
ので、後はお願いしてもよろしい
ですかな?

調整できるようなら、明日に間に
合わせてあげたい」


「あ、それならあたしが行き
ますよ!」


聞きに行くって言っても、ここ
からじゃけっこうな距離。