《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

すでに各選手のブースや審査員席
がほぼ完成してて、だいぶコン
クールの雰囲気が掴めるように
なってきてた。


遠くの方からいい匂いもしてる。



混雑や混乱を避けるために、試作
の時間は各選手ごとにしっかり
決められてて、場所なんかも被ら
ないようにうまく調整されてた。


隣でライバルが同時に練習して
たら気にもなるし、もしかしたら
盗作とか考える人もいるかも
しんない。

きっと、そーゆーことに配慮して
るんだと思う。



今日の爽介に割り当てられた時間
は午前中だったから、たぶん
今頃、どっかで遅めの昼食中。


ホント、まともに顔を合わす
時間もない。


「あぁ、そういえば……」


小麦粉の袋を棚に閉まってる
あたしの背後で、鈴原さんが
突然思い出したように呟いた。


「? どーしたんですか?」