《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

その目は真剣な色をたたえてて、
吸い込まれそうな錯覚を覚える。


「オレは、隠し事とか遠慮される
方がイヤなんだよ。

そもそもお前とコンクールとが、
同じ天秤に乗るわきゃねーだろ。

どんなときでも――オレはお前
との関係だって大切だって思って
る」


耳元で、言い聞かせるように
囁く声。


「矢崎サンの話してもらえなかっ
たのは、しょーじきこたえたぜ。

もしお前がオレのこと想うなら、
今度からはなんでも隠さないで
話してくれ」


「わかった。

約束する――爽介」


あたしももっと、爽介を信じる
べきだったね。


爽介の邪魔をしないために、
隠し事するなんて。

今思えばそんなの、単なるあたし
の決めつけだった。


「ホントに、ゴメンね――」




そこからはもう、言葉はなかった。




まだまだ未熟なあたし達は、
今回はすれ違っちゃったけど。