《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

だってあれは、あたしと話したく
ないからだと思ってたのに。


何かホントに、急ぎの用事が
あったってこと?


「……どこ行ってたの?

あんな時間から、ひとりで」


「どうしても今日のうちに手に
入れたい食材があってさ。

探しに行ってた」


「食材――?」


意外な答えだった。


コンクール間際の今になって、
食材探しだなんて。


作品の準備はもう万全だって、
みんなにも言ってたのに。


「なんで?

何かアレンジしたくなったの?」


「アレンジっつーか……まぁ、
ちょっとやってみたいこと。

日本ではもう時間がなくて間に
合わなかったけど、こっちで
完成させる」


「こっちでって、大丈夫なの?」


コンクールまで数日あるとは
言っても、与えられた試作の時間
は限られてる。