《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

――空気を切るように、携帯の
着信音が鳴り響いた。


「あら。

あなたの携帯、海外でも使える
のね」


目をパチクリさせる雫。


「まぁね。

留学中からこれ使ってたし」


答えながら携帯のディスプレイを
確認したあたしは、思わずハッと
息をのむ。


着信は電話じゃなくてメール
だったけど、そこに表示されてた
名前は――。


「……爽介……!」


雫の前だってのも忘れて、声に
出しちゃってた。


まさか、爽介から連絡が来る
なんて……!!


急いで確認した本文には『今から
出てこれるか?』とだけある。


すぐにYESの返信をすると、
即座に『ホテルのバーにいる』
ってメールが返ってきた。


「あ、あたし……ちょっと出て
くるっ」


取り繕う余裕も、ウソの理由を
考える余裕もなく。